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院長の想い
医院方針
患者さんの視点に立ち、気持ちに寄り添った診療に努めていきます
医師としてがんばって、患者さんの症状や病気が改善しても、それは医師の自己満足かもしれない。このことに気づいて以降、患者さんの不安や不満に目を向け、患者さんの視点に立った診療を心がけています。すると、いつの間にか患者さんは私の先生と思うようになりました。
患者さんから学ぶ姿勢でいると、あの小学校ではインフルエンザが流行しているなど、皆さんがいろいろな情報を教えてくれます。その情報は他の患者さんの診療に役立ち、とても助かります。
また、お子さんに対しては目を見てあいさつし、泣いても「がんばったね」と、一言声をかけます。すると診療を重ねるうちに、不思議と泣く時間が短くなっていくようです。
なお、治療については一方的に進めることはせず、切開や抗生剤、お薬など治療法を提示し、詳しく説明した上で、希望の方法を選択してもらっています。
私について
患者さんの声色も歩き方も、訴えも、聞き漏らさず見逃さない診療に努めます
子どもの頃に注射を泣かずに我慢したことで、「君はお医者さんに向いているよ」と声をかけられたことが医師になるきっかけでした。それをどこかで意識しながら育ち、大学受験でこの道に進むことを決めました。耳鼻咽喉科を選んだ理由の一つは、直接手を施す外科的要素と、問診で病気を推理していくような内科的要素の両方がある点です。
今も、日々精進することを大切に、例えば毎朝、前日分のカルテを見て、気づいたことなどを書きとめています。すると次回の診療で、「実は下痢しました」など気になっていた副作用の情報などを得ることができ、次の治療につなげられます。
また、診察前から、患者さんの話し声やせきの音にも耳を傾け、診察室に入ってくるときの歩き方を見て、症状の見極めのヒントにしています。そして、患者さんの訴えを一言も聞き漏らさない気持ちで診療に当たっています。
患者さんへの想い
心身ともに改善できるように、おしゃべりしながら不安を解消していきます
私は、患者さんとの対話を大切にしたいという思いから、症状や治療以外のたわいのない世間話も大事にしています。患者と医師というより、気軽な相談相手にしていただければ幸いです。医学的なことだけでなく、子育てもしている一人の人間として、アドバイスできることもあるかもしれません。また、たくさんお話をお聞きすることは、症状の原因や治療のヒントにもなります。
診療では、症状の改善だけに目を向けず、病気に伴う心理的な痛みや不安も一緒に感じたいと思っています。そして、何に不安を抱え、何を求めているのかを理解し、解消できるよう努めています。
目の前の患者さんを一生懸命に診ることを大事に、今後はさらに一人ひとりにしっかり時間を取って向き合っていきたいと思います。